【HTML50分講座】まず覚えるHTMLタグ10選ーChapter02

今回は、まず覚えてもらいたいHTMLのタグ10選を説明していきます。

HTMLのタグとは

HTMLのタグとは、コンピュータに文書の意味(文書構造)を理解してもらうための印のようなものです。

タグは大文字・小文字が混在しても、問題なく動作することができます。ですが、ソースコードが見やすいように統一することをお勧めします。

開始タグ+終了タグ+内容全てを含んだモノを”要素”と呼ぶ

<title>これはタイトルです</title>を例に説明します。

<title> は要素名であり、要素名から始まるタグを開始タグと呼びます。それに対し、</title> のように、スラッシュ要素名で始まるタグは終了タグと呼びます。この開始タグから終了タグまでのひとまとまりを要素と呼びます。

ここから →<title>これはタイトルです</title> ← ここまで全てを要素と呼びます。

タグには属性がある

ここで、簡単にタグの属性について触れておきます。属性の種類等については、後々説明しますので、まずは属性があることだけを理解してください。

属性とは、タグの機能拡張です。例えば、別のWEB(ブラウザ)に飛ぶことができるAタグというものがあります。
<a>Yahooにジャンプします</a>                           但し、これだけではYahooのWEB(ブラウザ)を開くことができません。なので、Aタグの属性 hrefを使います。
<a href=”https://www.yahoo.co.jp/”> Yahooにジャンプします</a>

“要素”にはブロック要素とインライン要素の2種類がある

ブロック要素とは、1かたまりになっている箱をイメージしてください。箱のため、要素を並べた場合には、縦にどんどん並んで作られます。また、余白や縦横の大きさも自由に指定できます。最後に、ブロック要素の最大の特徴は、必ず改行が含まれていることです。

それに対し、インライン要素とは、簡単に言うと行の一部になります。一部であるため、要素を並べた場合には、横にどんどん並んで作られます。また、行の一部である為に余白はうまく指定できず縦横の大きさは指定できません。

インライン要素の一覧

Aタグ,SPANタグ,IMGタグ,FONTタグなど

ブロック要素の一覧

DIVタグ,Pタグ,TABLEタグ,OLタグなど

例えば、DIVタグの一部の文字を赤文字に変更したい場合は、FONTタグを使うことで、文字色を変更できます。このFONTタグがインライン要素となり、DIVタグはブロック要素となります。

まず最初に覚えるタグ10選

HTMLタグ(=要素)は、100種類以上もあると言われています。この100種類の意味を理解し、使いこなすことはとても大変です。なので、まずは最低限必要なタグを10コ紹介していきます。

<HTML>タグ

HTMLタグとは、この文書がHTMLであることを示すタグになります。HTMLのプログラムでは必ず記述するべきタグになります。

HTMLの中身は大きく head と body の2つの要素に分けることができます。

文章構造を表す<HEAD>タグ

HEADタグとは、ブラウザや検索エンジンに必要な情報を届けるタグになります。そのHEADタグ内でMETA・TITLE・LINKタグを入れていきます。

  • METAタグとは、WEB(ブラウザ)の情報を書き込むタグになります。
  • TITLEタグとは、ページのタイトルを決めるタグになります。
  • LINKタグとは、外部ファイルを読み込むためのタグになります。

記述例:

  1. <haed>
  2. <meta charset=”UFT-8″>
  3. <title>ここページのタイトルです</title>
  4. <meta name=”description” content=”ページの要約文”>
  5. <link rel=”stylesheet” href=”style.css” type=”text/css”>
  6. </head>

説明:1と6行目のHEADタグで囲みます。2行目は文字コードを指定して文書内の文字化けを予防しています。3行目はWEB(ブラウザ)のタイトルになり、4行目はGoogleなどの検索サイトでの検索結果の要約文になります。最後の5行目は外部スタイルシートを参照しています。

HEADタグ内はWEB(ブラウザ)に表示されません。

HTML文章の本文を記述する<BODY>タグ

BODYタグとは、HTML文章の本文を表すタグになります。

BODYタグ内はWEB(ブラウザ)に表示されます。

HTML文章で1段落を表す<P>タグ

Pタグとは、paragraph(段落)の頭文字で、<p>~</p>で囲まれたテキストは1つの段落であることを示し、一般的なブラウザの場合、<p>~</p>の前後で1行分改行されます。

<P>タグのalign属性

<P>タグのalign属性を使うことで、Pタグで囲まれた文章内を左(left)・中央(center)・右(right)に寄せることができます。ちなみに、この属性は省略することも可能で、デフォルトでは左(left)が設定されています。

記述例:<p align=”center”>この文章は中央寄せです</p>

HTML文章でグループ化できる<SECTION>・<DIV>タグ

HTML文章を記述する上で、1章・2章などに分けるSECTIONタグ、それ自体には意味を持たせずにブロック単位にグループ化できるDIVタグがあります。ちなみに、DIVタグはdivision (ディビジョン、仕切り)の略になります。

DIVタグの使い方

ここで問題です。1段目・2段目・3段目の文章を中央寄せしたいと思います。パターン①と②で正しく1段目・2段目・3段目の文章が中央寄せできるのはどちらでしょうか。

(パターン1)

  1. <p align=”center”>1段目です。</p>
  2. <p align=”center”>2段目です。</p>
  3. <p align=”center”>3段目です。</p>

(パターン2)

  1. <div align=”center”>
  2.  <p>1段目です。</p>
  3.  <p>2段目です。</p>
  4.  <p>3段目です。</p>
  5. </div>

答えは両方正解です。但し、記述した箇所を見てください。パターン①では、Pタグ全ての属性をalign=”center”としています。それに対し、パータン②では、DIVタグの属性のみalign=”center”としています。

HTML文章の見出し<H1~H6>タグ

<h1>~<h6>タグはheadline(見出し)の頭文字で、文章の見出しを表現するタグです。H1~H6の違いは、小さい数字になるほど、大きい見出しになることです。

今日の問題

まず始めに、以下をメモ帳で記述し、Chapter02.htmlファイルとして保存してください。

  1. <head>
  2. <meta charset=”UFT-8″>
  3. <title>ここページのタイトルです</title>
  4. <meta name=”description” content=”ページの要約文”>
  5. </head>
  6. <section>
  7.  <h2>まずはじめに</h2>
  8. <p>2021年08月31日</p>
  9. <p>今回はHTMLタグ10選を勉強します。</p>
  10. </section>

問1

Chapter02.html内において、本来必要であるタグが2つ省略されています。何と何のタグが足りないかお答えください。

問2

Chapter02.html内の8行目(”2021年08月31日”)を右寄せに変えてください。

問3

Chapter02.html内の11行目以降に新たなセクションを追加し、セクション名を”第1章”、内容は”1行目 2行目 3行目”としてください。

問4

問3で追加した文書の”1行目 2行目 3行目”がそれぞれ改行されるようにしてください。

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