【CSS講座①】見出しデザインをカッコよくする

今回はCSS( Cascading Style Sheets )を使って、見出し(H2)をカッコよく装飾したいと思います。

CSSの基本を理解する

CSS( Cascading Style Sheets )とは、Webサイトをデザインするためのマークアップ言語です。CSSは、セレクタ・プロパティ・バリューの構成で成り立っていることを最初に理解してください。

CSSの書き方 … セレクタ { プロパティ : 値 }

  1. セレクタとは、スタイルをHTMLのどの要素に適用するのかを決める役割になります。
  2. 次のプロパティとは、どんな種類のスタイルを適用するのかを決める役割になります。
  3. 最後のバリューとは、どのように適用するか値を決める役割になります。

見出し(H2)をカッコよく装飾する

H2タグに下線を引く

  1. h2 {
  2.   border-bottom: solid 3px black; /*線の種類(実線) 太さ 色*/
  3. }

説明:border-bottomプロパティを使えば、下線のスタイルを指定できます。例えば、値を”solid 3px black”とすれば、実線で太さが3pxの黒色の線になります。

※線の種類は、1本線は”solid“、2本線は”double”、点線は”dotted”などで指定します。

H2タグの上下に線を引く

  1. h2 {
  2.   border-bottom: solid 3px blue; /*下線の種類(実線)太さ 色 */
  3.   border-top: solid 3px blue; /*上線の種類(実線)太さ 色 */
  4.   padding: 1em 0; /* 上下の余白は1.0em・左右の余白は0em */
  5. }

数字単位のemとは、フォントサイズの大きさを表しています。1emとはフォントサイズ1文字の大きさ分です。

説明:border-topプロパティを使えば、上線のスタイルを指定できます。また、paddingプロパティを使うことで、文字の周りに余白を入れることができます。例えば、値を”padding: 1em 0;”とした場合は、上下は余白1.0em、左右は余白0となります。

※上下左右全てに余白を入れたい場合は、”padding: 1em”となります。また、”padding: 1em 2em 3em 4em;”とした場合は、上の余白1em・右の余白2em・下の余白3em・左の余白4emとなります。

ボックスモデルを理解する

paddingやmarginを理解する為、ボックスモデルの「領域」を説明します。次の図を見てください。

図から理解できるように、要素を囲むようにpadding領域があり、枠線領域、その枠線領域の外枠にmargin領域があります。例えば、テキストAとテキストBの間を広げる場合には、margin領域を広げます。また、テキストAの枠線と要素の間隔を広げる場合には、padding領域を広げることになります。

H2タグの全体を角丸の線で囲む

  1. h2 {
  2.   color: red; /* 赤の文字色 */
  3.   border: solid 3px blue; /* 青の実線 */
  4.   padding: 0.5em; /*文字周りの余白*/
  5.   border-radius: 0.5em; /* 角丸 */
  6. }

説明:border-radiusプロパティを使えば、枠線の角を丸くすることができます。

H2タグの左側に線+背景色塗り

  1. h2 {
  2.   padding: 0.5em;/*文字周りの余白*/
  3.   color: red; /* 赤の文字色 */
  4.   background: blue; /* 青の背景色 */
  5.   border-left: solid 5px blue; /*左線(実線 太さ 色)*/
  6. }

説明:border-leftプロパティを使えば、左側に線を引くスタイルを指定できます。逆に右側に線を引きたい場合は、border-rightプロパティを使います。また、backgroudプロパティを使えば、要素の背景色を変更することができます。

【番外編】H2タグの最初の1文字を強調する

  1. h2::first-letter {
  2.   font-size: 150%; /*フォントサイズを150%大きく */
  3.   color: red; /* 文字色を赤 */
  4. }

first-letterは疑似要素と呼ばれて、要素の一部に対してスタイルを適用することができます。疑似要素には、first-letter以外にもfirst-line・before・afterなるものが存在します。後日、疑似要素について細かい説明をしていきます。

今日の問題

まず始めに、以下をメモ帳で記述し、CSS_Chapter01.htmlファイルとして保存してください。

  1. <html>
  2. <head>
  3. <meta charset=”UFT-8″>
  4. <title>ここページのタイトルです</title>
  5. <style>
  6.   H2 { color: red }
  7. </style>
  8. <meta name=”description” content=”ページの要約文”>
  9. </head>
  10. <body>
  11. <h2>Hタグをカッコよく見せる</h2>
  12. </body>
  13. </html>

問1

H2タグに下線(ドット)を引いてください。

問2

H2タグに上線(実線)を引いてください。

問3

H2タグの枠線の角を丸くしてください。また、文字を青色にしてください。

問4

H2タグの左側と右側に線を引き、背景色を黄色にしてください。

宿題

H2タグをオリジナルのスタイルで作ってみてください。

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