メモリは机、CPUは頭脳、HDD(SSD)は本棚

メモリ

最初に、メモリを説明します。メモリとはCPUが処理を実行するための業スペースになります。このメモリの容量が大きければ、作業スペースが増えるため、同時に複数のアプリ(ソフト)を動かすことができます。

 

メモリはよく「机」に例えられます。狭い机だとノート一冊しか開けませんが、広い机ならノートや参考書なども同時に開いておくことができます。

 

データ容量はバイト(Byte)で表記され、バイト<キロバイト(KB)<メガバイト(MB)<ギガバイト(GB)<テラバイト(TB)とだんだんとデータ容量が大きくなります。ちなみに、1KBは1,000バイト、1MBは1,000,000バイトになります。

 

CPU

続いて、CPUを説明します。CPUはコンピュータの制御や演算や情報転送を担う部品です。メモリは「容量」ですが、CPUは「速さ」が重要になります。その証拠にメモリやHDDとは違い、CPUの性能はクロック周波数で測られます。クロック周波数が高ければ、処理できる量や回数が多く、結果、処理スピードが早くなります。

 

CPUはよく「頭脳」に例えられます。性能の高いCPUは、スピーディーに計算ができ、情報を思い出すことのできる「頭の回転の速さ」と同じイメージなので、そう言われています。

 

CPUの単位は2.4GHz、5.0GHzとヘルツで表記されています。

 

また、CPUはコア数も大切です。クロック周波数は処理の速さの単位ですが、コア数はCPUの中核となる部分になります。最近のCPUではマルチコアプロセッサ−と呼ばれる1つのCPUの中に複数のコアが入っているものが主流となっています。複数のコアが存在すると、パソコン上では複数のプロセッサーとして認識され、複数の処理を並列で行うことができます。

 

自分のパソコンは、デュアルコア(2コア)、クアッドコア(4コア)、ヘキサコア(6コア)、オクタコア(8コア)となっていませんか。

 

HDD(SSD)

最後に、HDD(SSD)を説明します。どれだけ机が広くても、また、頭の回転が早くても、覚えておかなければいけない情報がたくさんある場合、いつでも確認できるように「保管」をしなければいけません。その役割を果たすのがHDD/SSDです。

 

HDDはよく「本棚」に例えられます。HDDの容量が多ければ多いほど、つまり本棚の棚が多ければ多いほどたくさんの本(情報)を貯めておくことができます。

 

HDDとSSDの違い

正式名称はHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリットステートドライブ)になります。どちらも記録を保存する役割は同じですが、HDDは高回転するディスクにデータを読み書きして記録をするのに対し、内蔵されているメモリーチップにデータの読み書きをして記録をするのがSSDになります。

 

SSDはHDDと比べパソコンの起動、またデータの記録処理も早くなり、より快適にパソコンが動作します。

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