Windowsのフォルダとファイルの関係を理解する!!相対パス、絶対パスとは?

Wndowsのパソコンでは、データの1まとまりをファイル、そのファイルを保管している場所をフォルダと呼んでいます。

データとは

データとは、パソコンで処理する情報のことであり、画像、文字(文章)、音楽の全てはデータとなります。

ファイルとは

冒頭でも説明した通り、ファイルとは、データの1まとまりになります。

例えば、

Aさんは、Word(ソフト)を使って文章を書き(文字データ)、写真(画像データ)を差し込んだ “今週のお得チラシ” を作成しました。次の日にAさんは、”今週のお得チラシ”をBさんに見せる為、データを保存しておきます。

この時、Word(ソフト)では、いくつかのデータを1つにまとめたWordファイルが生成されます。

仮に1つでもデータが無くなれば、”今週のお得チラシ”は復元されません。なので、データは1まとまりにして保存することが大切です。

フォルダとは

フォルダとは、ファイルが保管されている場所です。

フォルダを理解するには、階層構造も一緒に理解することが大切です。階層構造とは、1つの親に対して複数の子を持ち、枝分かれして広がっていくイメージです。Windowsでは、フォルダの中にフォルダを作り、ファイルを細かく分類して整理&保管しています。

Windowsでは「¥」or「/」マークで階層を表現する

Windowsでは「¥」マークや「バックフラッシュ」を使うことで、階層を表現しています。例えば、デスクトップのフォルダは、”C:\Users\Desktop“や”C:/Users/Desktop” で表現されます。

階層構造は、大きな箱の中に、小分けの箱を入れて探し物が見つかるように仕切っているイメージです。例えば、”C:\Users\Desktop”の場合、Cドライブの配下に、「Users」という大きな箱があり、その中に「Desktop」という小分けの箱があるイメージです。

“C:\Users\Desktop”はフォルダパスと呼ぶ

フォルダパスとは、パソコンの中に保存されているフォルダの保存場所を示す経路になります。先ほどの”C:\Users\Desktop”は、デスクトップのフォルダパスになります。

パスには「絶対パス」と「相対パス」がある

パスとは、Path(経路)のことです。つまり、目的のフォルダやファイルがどこに保存されているのかを示す、道順のようなものです。

このパスは、「絶対パス」と「相対パス」で表すことができます。

絶対パスとは

絶対パスとはフルパスとも呼ばれており、ルートディレクトリと呼ばれる階層構造の頂点から目的地までの経路を表しています。

ルートディレクトリとは、「これ以上は上に行けないよ」の根元ディレクトリの意味になります。ちなみにディレクトリとは、ファイルを分類・管理するための概念であり、ファイルが保管されている場所です。ちなみにWindowsでは、フォルダ=ディレクトリで良く使われます(厳密には若干意味が違う)

相対パスとは

相対パスとは、ユーザが現在作業しているフォルダから目的のフォルダまでの経路を表します。

相対パスの記述例

例えば、同じフォルダ内のHTMLファイルを参照する場合、Aタグのhref属性では、

「index.html」、「./index.html」

になります。これが、上位層のフォルダを参照する場合、Aタグのhref属性では、

「../index.htm」

になります。

今日の問題

まず最初に、以下のフォルダを作ってください。

  1. ルートディレクトリ「C:\」の配下に、”TEST1”フォルダを作ってください。
  2. TEST1フォルダの配下に”TEST2”と”TEST3”フォルダを作ってください。
  3. “TEST2″フォルダの配下に”TEST4″フォルダを作ってください。

問題1

“TEST2”のフォルダパスをフルパスで書いてください。

問題2

“TEST4”のフォルダパスをフルパスで書いてください。

問題3

“TEST5″のフォルダを”TEST3″に追加した場合、”TEST5”のフォルダパスはどうなりますか。フルパスで書いてください。

問題4

“TEST5”の1つ上位層にあたるTEST3にあるindex.htmlを参照したい場合、HTMLのhref属性はどのように記述すればよろしいですか。また、その上位のTEST1にあるindex2.htmlを参照したい場合、HTMLのhref属性はどのように記述すればよろしいですか。

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