【Scratch15分講座】小学生の論理的思考力を養うには、Scratchがお勧めです。

こんにちは。愛知県岡崎市の元システムエンジニア さくらです。今回は、Scratch(スクラッチ)学習の目的「小学生の論理的思考力を養うには、Scratchがお勧め」について説明していきます。

2020年度から小学校では、論理的思考力を養う目的から、プログラミング学習が始まることをご存じですか?

論理的思考力とは、物事をすじ道立てて考える力のことです。なにかの結果(解決)を得るために、どのような行動をとるべきが、考えて導き出す力になります。

論理的思考力=「すじ道を立てて考える力」のこと

具体的な例文から、論理的思考力について、説明したいと思います。

例えば、東京駅にいて、これから6時間以内に名古屋駅に行く予定だとします。この場合、いきなり走って名古屋駅を目指す人はなかなかいないと思います。

まずは新幹線の時間を調べたり、車での移動時間を確認したりすると思います。続けて、レンタカーの料金と新幹線代を比較し、また、行く人数や目的から移動方法を悩み、自分にとって最適な方法を模索するはずです。

これこそ、まさにすじ道立てて考えるということ、つまり論理的思考なのです。

論理的思考が身に付くと、どんな良いことがあるのか

論理的思考を身に付けることで、情報化・グローバル化社会で求められる「生きる力」に欠かせないものとして重視されています。具体的には、①問題解決能力の向上、②情報の取捨選択能力の向上、③コミュニケーションの円滑化があげられます。

1. 問題解決能力の向上

問題を解決するには、問題の本質を見つけることが大切です。論理的思考力を身に付ければ、やみくもに何かをするのではなく、失敗の原因から改善策を模索し、目標達成に向けて効率よく行動することができるようになります。

2. 情報の取捨選択能力の向上

現在はインターネットの普及により、さまざまな情報が溢れています。論理的思考力を身に付ければ、自分に必要な情報を過不足なく選び出し、その情報について筋道を立てて物事を考えることができるようになります。

3. コミュニケーションの円滑化

プレゼンをうまく進めるためには、複雑な問題を整理し筋道立てて説明することが大切です。論理的思考力を身につければ、一貫性のある主張をすることができるようになります。

なぜプログラミングで論理的思考力が身につくのか

プログラミングとは、つまり、論理的思考を繰り返し行うことであるからです。

皆さんご存じだと思いますが、コンピュータは命令した通りにしか行動しません。例えば、「足し算の結果を表示する」ために「数字1と数字2を足してください」というプログラミングを実行しようとします。

プログラミングでは、「足した計算を処理する」、「足した結果を表示する」、「数字以外が入力した時はエラー表示する」など、細かい指示(処理)を記述します。

この細かい指示を考えることが論理的思考(プログラムの処理の順番を考え(=辻道をたてる)、期待した結果を得る(=整合性・妥当性を導く))ということになるのです。

プログラミング学習でScratchを選んだ理由

本来のプログラミング言語(C#やJavaなど)であれば、記述ミスが発生したり、視覚的に結果を確認できないことも多く、小学生には論理的思考を身に付ける前に頓挫する恐れがあります。

それに比べて、Scratchでは簡単にプログラム処理を組み立てることができ、また、視覚的に結果を確認しやすいメリットがあります。

なので、プログラミングに馴染みがない小学生や初心者でも、分かりやすくプログラミング学習を学ぶことができるツールだと考えています。

「小学生の論理的思考力を養う」について、最後に

2020年度、小学校からプログラミング学習が必修化されます。正直、親御さんにとってはプログラミング自体を学んだことがない人が多いかと思います。

なので、この機会に是非、親御さんもプログラミングを学習して頂きたいと思っています。当プログラミング教室では、親子で学ぶプログラミング学習を用意していますので、ご参加ください。

 

 

 

 

 

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